平日の日中は赤ちゃんと2人きりで過ごし、大人と話をするのは宅急便のお兄さんだけ。一日が長く感じて辛い。育児に不安があるけれど、誰に相談していいかわからず一人で抱えてこんでいる。核家族化がすすみ、こんな孤独の環境で子育てをしているママも増えてきていると思います。そんな方にぜひお勧めしたいのは、行政が開催している子育て交流会への参加です。子育て交流会へ参加することで心身ともにリラックスできますよ。
■ 子育て交流会へ参加してみよう
様々な市町村では子育て行政の一環として、赤ちゃんサークルや教室等、ママと赤ちゃんの交流会を開催しています。筆者の居住する地域でも、生後3ヵ月のママの会や、乳幼児の集まりが毎週開催されています。ぜひ、このような会に参加をしてみましょう。同じ立場のママ達と集まって、交流したり、悩みを相談して共有したり。今抱えている問題や悩みが解決しなくても、他のママの話を聞いたり、お喋りしたりするだけで心が軽くなったりするものです。
■ 相互支援が得られます
子育て交流会に参加することで、同じような立場や課題に直面する人同士が互いに支えあう、ピアサポートの恩恵を受けることができます。ピアサポートは一般的に「同じような立場の人によるサポート」という意味があり、実際に依存症治療や学校教育の場でも相互支援の取り組みとして採用されている手法なのです。
■ 恥ずかしがり屋なママにはこれ!
知らない人ばかりの会に一人で参加することに抵抗感がある方は、参加すること自体がストレスになるかもしれません。そんな時は無理をしないことが一番。恥ずかしがり屋なママにお勧めなのは、出産前の母親学級で知り合ったママや、友人の先輩ママとメールのやり取りをすること。これだけでも効果がありますよ。地域の保健師さんやカウンセラーなどに、電話で話を聞いてもらうのもいいかもしれませんね。
いかがですか? ママの心が軽くなると、赤ちゃんとの生活もずっと楽になります。行政サービスや電話相談を子育てライフの一頁として利用することをお勧めします。ちょっと扉を開けるだけで、大勢の仲間がいることを忘れないでくださいね。一緒に楽しいママライフを過ごしましょう。
[執筆:久保木 惠子(コーチ)]
※ 写真:xiangtao / PIXTA、本文とは関係ありません