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あなたは大丈夫!? 女性が夫に言いがちな「タブーの言葉」
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あなたは大丈夫!? 女性が夫に言いがちな「タブーの言葉」

いざ夫婦となり、一つ屋根の下に一緒に暮らし始めると、「こんなはずでは……」と悩みが生じる方も多いのではないでしょうか。夫婦問題カウンセリングを行う筆者のもとには、配偶者との「価値観の相違」「性格の不一致」についてのご相談も寄せられます。ですが、夫婦はそれぞれ異なった環境で生まれ育ち、性格も異なる者同士。そもそも価値観や性格がぴったり同じということはありませんよね。

 

■ 女性が男性に抱く不満の言葉とは?

筆者が参考にしているジョン・グレイの著書『ベスト・パートナーになるために』には、男女間の違いについて、わかりやすく書かれています(※1)。

以下は、妻が夫に不満を抱いたときに口にする言葉です。

「女が“すねた気分”になった時、口にする不満ベスト5」

1 「あなたは私の言うことをちっとも聞いてくれない」
2 「まるであなたは“心ここにあらず”って感じね」
3 「あなたは私のことなんか、少しも思ってくれていないのね」
4 「私はもう、必要とされていないのね」
5 「あなたには情というものがないのね。いつも理屈ばっかり」

いかがでしょうか? もしかしたら、あなたもつい口走っているのでは? 女性は、「いつも自分に関心を向けてほしい」。大げさに言えば、自分のことだけをきちんと見てほしい、と願う淋しがりやさんなんですね。

 

■ 会話を意識して、トラブルを未然に防ぐ

一方、問題解決をしたがる男性は、このような言葉を発する女性の気持ちが今一つ理解できず、どう対処していいか困ってしまう生き物のよう。決して悪気があるわけではなく、「妻のために正しいことを言っているつもり」なのに、かえって妻の気持ちを逆なでしてしまう結果となるのです。

また、ジョン・グレイは、女性は「教育委員長」になろうとする傾向がある、と述べています。

女性は、親しい男性が何か誤りを犯したとき、「教育委員長」になろうとする。そして頼まれもしないのに余計なアドバイスや批判をして彼の行動を変えようとする。しかしそれは、男性の自立心や誇りを傷つけることになり、かえって反発を呼ぶだけの結果に終わる。

男女の脳の違いのせいで、すれ違いが生じてしまうのはもったいない話です。使い方ひとつで、幸せにも不幸にもなる「会話術」。夫婦間のトラブルを最小限に抑えるためにも、できるだけ意識したいものです。

[執筆:渡辺 里佳(夫婦関係・離婚カウンセラー)]

 

【参考】
※1. ジョン・グレイ(2001)『ベスト・パートナーになるために 男と女が知っておくべき「分かち愛』のルール 男は火星から、女は近世からやってきた」三笠書房
※写真:PIXTA、本文とは関係ありません

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