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コロナ感染予防の「新しい生活様式」 夫婦の食卓に変化
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コロナ感染予防の「新しい生活様式」 夫婦の食卓に変化

新型コロナウィルスの影響が続くなか、「緊急事態宣言 新たな提言」が公表されました。今回は、夫婦問題カウンセラーの観点から「新しい生活様式」の提言として挙げられている『食事では横並びに座る』について考察します。

 

■ 対面より感染リスクが少ない「横並び」

厚労省より公表された、新型コロナウィルスを想定した「新しい生活様式」。日常生活の各場面別の生活様式の中に、「食事」は「対面ではなく横並びに座ろう」という項目があります。

横並びの食事について、「家族でそんなことして意味あるの?」「大家族でそんなの無理」といった、さまざまな声があがっていますが、向き合って座る「対面」よりも、正面を向いて座る「横並び」のほうが、飛沫感染リスクは少なくなります。

改めて考えてみると、日々の暮らしの中で、食事にかける時間は相当なものですが、あなたは、自宅で食事をするとき、どのようなスタイルをとっていますか?

実は「横並び」の食事は、昔の日本のスタンダートでした。一人ひとりに個々のお膳が用意され、お膳の前に座り、複数でも横に並んで食事をしていたのです。その後は、和室に座卓(ちゃぶ台)を出し、囲んで食事をとるスタイルに。さらに、住まいは木造の和住宅から洋へと変わり、ダイニングルームにテーブルと椅子をセットする食卓スタイルが主流となりました。

 

■ 居心地の悪い住環境には要注意

効率のよくない無駄な動線、居心地の悪い住環境に長くいると、ついイライラして、家族間や夫婦関係に悪影響を及ぼすことがあります。住まいの間取りや動線、家具のレイアウトは、メンタルにも影響するのです。

最近、夫婦関係がちょっとギクシャクしているな、と感じたら、家具の位置を変えたりテレビを移動する(なくす)など、模様替えにチャレンジするのも一案です。いつもの風景が一新し、二人の距離が縮まり、コミュニケーションアップに繋がるかもしれません。

結婚生活においては、「コミュニケーション」と「距離感」が大事なポイント。近すぎず遠すぎず、適度な距離感を保ちつつ、上手にコミュニケーションを取るのが夫婦円満の秘訣です。

 

■ 物理的にも心理的にも距離が近くなる

「横並び」は、心理的にも物理的にも距離が近くなるというメリットがあります。協力しやすいというイメージを抱きやすく、親近感が増し、会話がはずみやすくなります。食後も、そのままテレビや映画鑑賞ができるので、ゆったりとしたリラックスタイムにつながるでしょう。

大家族や小さなお子さんがいる場合は、難しいかもしれませんが、夫婦二人だけなら、また、子ども独立など、夫婦ふたりの生活がスタートする際は、食卓環境を見直し、ソファやベンチシートを取り入れ、「横並び」に変更するのもおすすめです。

まだまだ油断できないこの時期。新型コロナウィルス感染の心配がある間は、たとえ家族同士であっても慎重に行動したいもの。そして、あまり神経質になりすぎずに、心にゆとりを持って乗り越えたいですね。

 

(写真:Fast&Slow / PIXTA、本文とは直接関係ありません)

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