毎日の育児お疲れ様です。平日の児童館や公園は、乳幼児の親子連れでにぎわっています。元気よく遊んでいる子がいれば、ママから離れずにいる恥ずかしがり屋な子もいます。積極的な子を目の前にして、内気な我が子にヤキモキをしてしまう。そんな悩みを持つママもいるのです。
■内気さは“個性”
子どもの性格は十人十色、内気さは個性の1つ。個性として尊重をしたいけれど、ヤキモキをしてしまう。「もっと積極的になってほしいのに」「他の子はママから離れて遊べるのに、うちの子はママの後ろに隠れてばかり」つい、内気な我が子にヤキモキしてしまう。このように、内気さも子どもの個性だと頭ではわかっていながらも、心がついていかない時もあります。積極性はプラスで、消極性はネガティブ要因。果たしてそうでしょうか?
■積極性は長所、消極性は短所!?
自分が消極的で友人も少なかったから、子どもには同じ苦労をさせたくない。逆にリーダータイプのママは、消極的な子どもに「どうしてあなたは出来ないの?」と思ってしまう。理由は様々ですが、いずれにしても積極性は長所で、消極性は短所、そんな固定概念を抱いている印象を受けます。大切なことは自身の固定概念を無理矢理に解除しようとしないことです。なぜならば、固定概念もあなたの大切な一部です、せっかくなら感謝して手放しましょう。
いかがでしょうか? まずは、自身の思い込みに気が付くことが第一歩です。固定概念を主観とするならば、固定概念を“認知”することは客観です。主観と客観。両方の視点を持つことで、自己理解もぐんと深まります。
子どもの個性を理解尊重したいのなら、まずは自己受容から。そして親が自身の思考の枠組みを撤去すると、自身がもっと自由になれます。そして子どもの内気さも個性と自然に受容できるようになります。どんな時もまずは自分からですね。
[執筆:久保木 惠子(産後ママのサポートコーチ)]
【参考】
※執筆者:久保木恵子(産後ママのためのサポートコーチ)について。女性専用のカウンセリング『ボイスマルシェ』の登録カウンセラー。電話カウンセリングなので全国どこからでも利用できる、匿名で話せる、当日予約できるというボイスマルシェの特長を活かし、全国の女性たちの相談にのっている。一児の母。
※写真:maroke / PIXTA、本文とは関係ありません