あなたはずっと働き続けたいと思っているでしょうか?それとも専業主婦がいい、と思っているでしょうか? 正社員、派遣社員、パートタイム、またはフリーランスか、働き方にもよるかもしれませんが、待機児童問題でも明らかなように「ずっと専業主婦よりも、社会に出て仕事をしたい」という女性が増え続けている傾向があります。今回は、人生をどう進めていくか迷っている20代~30代の女性に向けて、仕事を続け、キャリアを積んでいくために必要な事についてお伝えします。
その1. 夫の考え方
まず1つめは、パートナーとなる男性の価値観や考え方です。
もし、あなたのパートナーが「女性はできるだけ家庭を大事にしてほしい」「子育て中は育児に専念してほしい」「自分は家事はしない」というような考え方の場合、あなたがキャリアアップしていくことはより難しくなることが予想されます。あなただけが家事を行う、あなただけが子育てに従事する、そんな状況の中でやりがいのある仕事に集中出来るでしょうか。努力しても、とても大変だと思います。
数年ならまだしも、人生の中で何十年もその状況では、あなたの心身が疲れてしまうでしょう。お勧めするのは、あなたの仕事への意欲や思いを分かってくれる男性、家事や子育てを分担してやってくれる男性を選ぶ、または、パートナーとよく話し合って彼の考え方を変える努力をすることです。
その2. 楽観主義になる
そして2つめは、あなたの考え方を緩めることです。
あなたは、もしかしたらとても真面目で、責任感が強い人なのかもしれません。一生懸命いろんなことに取り組んで、しっかりとやり遂げようとする人なのかもしれません。
それは仕事の上では必要で素晴らしい資質ですが、家庭でも何もかも完璧に行おうとするとストレスが溜まっていきます。家庭と仕事を両立させる際には「まあ、この辺でいいや」「やってみたら何とかなるさ」「案外どうにかなるもの」と楽観視することも非常に大切なのです。
時には手を抜いても、掃除は週末にまわしても人生に大きな影響があるわけではありません。何がなんでもやらなければならないと完璧主義のほうが、メンタルも不調になりやすいと言われています。
「理解して協力してくれる夫」と「楽観的な自分の考え方」、この2つがあれば、あなたがキャリアを積んでいくことはより容易くなっていくのです。
[執筆:渡部 幸(コーチ/キャリアコンサルタント)]