信頼されるチームのリーダーを目指す人にとって、「部下や後輩からの相談時は、常にアドバイスする」と思っている方が少なくありません。信頼されるリーダーになるために、アドバイスよりも大切なことがあります。それは何でしょうか。

 

■ 常に「アドバイスしなくては」と思っていませんか?

初めて任されたリーダー。お手本になるようにしたいですよね。部下や後輩から相談を受けたときに、つい「アドバイス」をしてしまうことがあります。しかし、部下や後輩に早く一人前に育ってほしいと願うならば、アドバイスよりも「傾聴」する力が大切です。これは、ただ聞くということではなくて、「相手の感情を汲み取りながら聴く」ということです。

「聴」という漢字は、「耳と十四の心」と書いて成り立っています。この心得を理解しながら、普段の生活で意識することで、相手との信頼関係がぐっと深くなります。

 

■「傾聴」のポイント

1. 話しかけられたら、一旦手を止めて相手に顔を向ける

つい忙しいと、PC作業をしながら顔を見ずに返事をしていませんか。相手の方はもちろん、振り返ってみると、後で自分も不快になります。

2. 先入観を捨てる

「またたいした話ではないだろう」と思い込みは脇に置きましょう。深刻な相談の場合もあります。

3. うなづき、相づちをする

相手が話している最中は、うなづき、相づちを入れることで、「きちんと聴いている」サインとなります。また相手が続きを話しやすくなります。

4. 話の腰を折らない

相手が一生懸命に話したいときに重ねて話してしまったり、「要するに」などと勝手にまとめたりすることで、部下は本心が言えなくなります。

5. 全身の振る舞いも意識する

聴いているときに足がグラグラしている、時計を見る、視線をそらしたりしたら、真剣に聴いていないリーダーの気持ちが伝わってしまいます。

 

■ 傾聴を習慣として、信頼されるリーダーへ

一言で「傾聴」と言っても、心がけなければならないポイントがたくさんあります。しかし習慣として身につけてしまえば、意識することなくできることも多いです。信頼されるリーダーは、聴き上手なのです。

[執筆:久保田 一美(キャリアカウンセラー) ]

 

【参考】

※  執筆者:久保田 一美(キャリアカウンセラー) について。女性専用のカウンセリングサービス『ボイスマルシェ』の登録カウンセラー。電話カウンセリングなので全国どこからでも利用できること、匿名で話せること、当日予約できるボイスマルシェの特長を活かし、全国の女性たちのキャリア設計や働き方、ワークライフバランスの相談にのっている。

※写真: PIXTA、本文とは直接関係ありません