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今から始めよう、あなたにあった備蓄の方法とは
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今から始めよう、あなたにあった備蓄の方法とは

コロナ禍で食料品や生活用品の買占めが多発しました。お米やカップラーメン、パンやパスタなど、スーパーの陳列棚から多くの商品が消えました。幸いすぐに食料は納品され、今は買占めは落ち着いています。しかしながら、「あのまま、食料品や生活用品が手に入らなかったら…」と不安になった方も多いでしょう。これを機に備蓄への意識も高まってきましたが、「何をどう備蓄していったらいいのかわからない」という声も多々耳にします。そこで今回はコーチングの手法を用いながら、あなたのご家庭にあった備蓄方法を解説します。

 

1. パントリー(置き場所)の整理と確保

備蓄品があっても、置き場所が無ければ困ります。まず第一に、備蓄品を置く場所を確保しましょう。備蓄量はパントリーのスペースと比例するので、できるだけ大きなスペースを確保するといいでしょう。備蓄量ですが、今までは最低3日分、理想は1週間と言われてきました。COVID-19はこの常識を大きく変えたように思えます。筆者のまわりでは1か月単位で備蓄を考える人が増えています。最長で1年間の備蓄をしている方もいます。

 

2. 備蓄リストを作成

これは1と同時並行して行います。各家庭によって、備蓄リストは変わってきます。お米中心の家庭、パンやパスタ中心の家庭、パンを自宅で作る家庭、様々です。当然、備蓄する対処物やその数も変わってきます。家庭でよく使う食品をメモ帳にどんどん書き出していくのです。一度には全て思いつかない場合も多く、思い出した時にすぐにメモをするといいでしょう。筆者は台所にメモ帳を置いており、料理をしながら必要品を思いついた時に、すぐ記載するようにしています。記憶に頼るよりも“記録”に頼った方が、忘れることもなくストレスもありません。

 

■3. いざ購入

さあ、1・2の準備がある程度整ったら、いざ備蓄品の購入です。スーパーに行った時に、いつもより1個か2個、多めに購入することです。日持ちのする商品、例えば缶詰に乾物、砂糖、塩に水などを購入していくといいでしょう。購入は、少しずつスモールステップで行くといいでしょう。一気に購入をしようとするのではなく、自分が持てる分量を少しずつ買い集めていくことです。

 

いかがですか? 外出自粛の今だからこそ、まずは備蓄場所の確保と整理から始めることをおすすめします。自分達に必要な備蓄品を把握しておけば、取るもの取りあえず購入するのではなく、必要なものだけを購入することが出来ます。備蓄をすることで、心の余裕がうまれ、有事の際も冷静な判断ができます。「買占めはいけない」と戒めるよりも、「買占めをしないで済む状態」にしたほうが、社会的にも個人的にもストレスフリーで生産的です。

(写真:Valerii Honcharuk / PIXTA、本文とは関係ありません)

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