最近筆者の身近でも非常によく耳にするアラフォー出産。30代をキャリアに邁進した働く女性が続々40歳前後に続々と出産している印象です! 不妊のリスクは高まるけどキャリアも大事、今回はそんなアラフォー世代の出産について考えてみました。

 

■ 10年で3倍に増えた40代前半の出産

厚生労働省発表の平成22年人口動態統計(※)によれば、「母の年齢別出生数」における35~39歳での出産は、平成12年の10%が平成22年では20%と2倍、40歳~44歳での出産は平成12年の1%が平成22年では3%と3倍に増加しています。調査の概況をみても34歳以下の各階級及び50歳以上では前年より減少ですが、35~49歳の各階級では前年に引き続き増加。確実に晩産化が進んでいると言えるのではないでしょうか。

 

■ 高齢出産のデメリット

ここ数年で、「卵子の老化」についての情報が広まり、今の若い世代では20代のうちに第一子を出産したいという傾向が高まっているようです。実際に筆者の後輩たちの間でも20代での結婚が増えていますし、ある企業の人事の方いわく、若い女子社員達が「30歳になったら、私終わっちゃうんです!」と結婚・出産に向け浮足だっているとか。確かに、高齢出産には不妊を始め、流産や早産のリスク、胎児にダウン症などの染色体異常が発生する確立が高まることが指摘されており、危ない橋を渡る覚悟が必要。しかし、本当にデメリットばかりなのでしょうか?

 

■ 高齢出産の意外なメリットとは?

1. キャリアに対する満足感

アラフォー世代ともなれば、仕事の面では10年以上のキャリアを積んで、専門分野を確立していたり、管理職やある程度裁量をもって仕事ができる人が増えます。また、30代半ばまで120%で頑張り続け、自分の中で何かを達成していたり、ある意味限界も知り、キャリアではひと山越えた満足感が得られる時期。子育てで多少キャリアがペースダウンすることへの焦りや不安は格段に軽減されます。

2. 経済的余裕

アラフォー世代まで一生懸命に働いてきた女性はお金にも余裕があります。育児と仕事の両立生活は、お金さえあれば楽に乗り切れる要素が満載! 家事や育児のアウトソースはもちろんのこと、ちょっとした移動でもタクシーを利用することに躊躇がなかったりと体力面の不安は、経済力でカバーできることもたくさんあります!

3. 子供のおかげで若返る!

妊娠中は大量の女性ホルモンが分泌され、36歳で出産した筆者も身体全体が非常に活性化したことを覚えていますが、お肌にもハリが出て不思議な感覚です。またなんといっても、かわいい子供に毎日笑顔で接していると自然と明るく元気が湧いてきて、生活そのものへの張り合いが違います!

 

リスクもたくさんあるけれど、キャリアが落ち着いたアラフォーの時期。もし子供が欲しいならあきらめず出産にチャレンジしてもいいかもしれません。

[執筆:藤崎 葉子(キャリア アドバイザー), 2014年10月5日]

 

【参考】
厚生労働省「平成22年人口動態統計」