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悩みが生じたら、カウンセリングを受ける? 受けない?
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悩みが生じたら、カウンセリングを受ける? 受けない?

夫婦関係に限らず、仕事のこと、恋愛のこと、人間関係、結婚、出産、育児など、人生には、さまざまなことがあり、その数だけ選択を迫られます。

一人で抱えきれない悩みが生じたとき、あなたはどうしていますか。

 

■ 第三者から知識と情報を得る

第三者の意見やアドバイスを積極的に求めようとしますか? それとも、誰にも話さず、自分ひとりで解決しようとしますか?

悩みの内容やその人の性格などによって行動は分かれるようです。

なかには、相談したくてもできない、という方もいるかもしれません。悩みを人に話すなんて恥ずかしい。そもそも他人が解決することなんてできるわけがない、と思い込んでいる方も多いようです。
日本人は欧米に比べ、カウンセリングへのなじみが薄いので、悩み=相談というイメージに直結しにくいのでしょう。

誰かに頼ることに対して、過度な遠慮や抵抗感を持ってしまうのは、それぞれに理由やブロックが存在するのかもしれませんが、第三者の意見を聞くことは、自分の考え方以外の多くの知識や情報が得られるということ。視野が広がり、選択肢の幅も広がります。

 

■ 夫婦に関する悩みを誰に相談するか

相談者にとって「第三者」というのは、家族や友人が真っ先に思い浮かぶのではないかと思いますが、夫婦問題に関していえば、近しい存在の人に相談することは、あまりお勧めしていません。なぜなら、家族という身内は、客観的な判断をするのが難しく、どうしても身びいきしてしまう傾向にあるからです。愛があるからこその偏見という場合もあります。

友人知人については、夫婦共通の信頼関係のある友人、先輩、上司など、中立公平にアドバイスできる方なら、とても頼れる存在になると思いますが、場合によっては、相談者の性格をよく知っているだけに、感情移入したり、偏りがちな意見となることもあります。

また相談者にとっても、夫婦問題に関する事柄はプライベートな内容なので、誰にでも話せるわけではありません。まったくの赤の他人の方が洗いざらい話しやすい、ということもあるのではないでしょうか。

 

■ 選択肢が増えることこそ解決への近道

専門カウンセラーに依頼するメリットは……。

夫婦問題に特化した専門カウンセラーが、友人や家族と違う点は、多くの事例に対応してきた実績から、夫婦問題に関する悩みの傾向と対策がわかっていることです。お話を傾聴したうえで、客観的、長期的、俯瞰的視点で相談者が幸せに向かうためにはどうしたらいいかを考え、情報を提供しアドバイスします。必要に応じ、専門家(弁護士、探偵、行政書士など)をご紹介します。離婚の場合も再構築(修復)の場合も、内容に適した情報と必要なネットワークが欠かせません。

芸人・キングコング西野亮廣さんの著書『革命のファンファーレ』には、こう書かれています。

“よく、勇気がないから踏み出せない。と言われるけれど、行動するのに「踏み出す勇気」は要らない。必要なのは「情報」だ。”

一人で結論を出して悩みが解消できるのならいいのですが、悩みを一人で抱えきれないときは、ぜひカウンセリングを受けてほしいと思います。情報を得ることこそ、悩み解決への近道だと確信しています。

[執筆:渡辺 里佳(夫婦関係・離婚カウンセラー)]

 

【参考】
※ 西野亮廣(2017)『革命のファンファーレ』幻冬舎

※  執筆者:渡辺里佳(夫婦関係・離婚カウンセラー)について。女性専用のカウンセリングサービス『ボイスマルシェ』の登録カウンセラー。電話カウンセリングなので全国どこからでも利用できる、匿名で話せる、当日予約できるというボイスマルシェの特長を活かし、全国の女性たちの夫婦問題・離婚の相談にのっている。

※写真:PIXTA、本文とは関係ありません

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